Category: blog - 2013.07.09

Studying?

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オランダのマーストリヒトにある教会を改修して作った図書館 (by Merkx + Girod)


最近、友人にもう一度英語の勉強を始めたいんだけどと相談されることが何度かあり、今の英語教材について調べてみた。改めて探してみると、自分の(10年前の)勉強方法ってもう古いなぁとつくづく実感する。今では、iphoneのアプリやKindle,インターネットラジオなど昔よりも手軽に英語に囲まれた環境を作る事が出来る。そんなことを羨ましく思いつつも、普段自分が利用しているものも含めていくつか学習教材を取り上げてみた。

1. まずはアプリ単語帳。一般的には2000語が日常会話をこなすためのスタートと言われている。かつて受験生は皆一度は手にしていたといわれるターゲットも今やアプリになっていて驚き。

2. 英語教材では、僕がイギリス留学前に利用していたものはCNN English Express。これは当時日本で出版されているものの中で唯一面白く、実践的だと感じ、長続きした教材だ。
英語は本場と同じ速さなので、慣れるまで繰り返し聞く必要があるけど、まずは耳を慣らすつもりで気に入ったニュースを何度も聞くことがいいと思う。そして、自分で発音してみて外人になりきってみること。その頃英語教材と言えばアメリカ英語しかなかったけど、今もそうなんだろうか。

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舞台装置のようなメキシコのJosé Vasconcelos 図書館 (by Alberto Kalach)
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リオデジャネイロのReal Gabinete Português de Leituraその名も幻想図書館
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アメリカ、イェール大学の図書館は薄切りにした花崗岩と大理石を外壁に使用している (by Gordon Bunshaft, SOM)

3. インターネットラジオも今は簡単に聞けるので、こちらはイギリス英語をおすすめしたい。
ロンドンのLBCという放送局は音楽なしでトークだけの放送局。時事ネタがわかって面白いし、僕もロンドンではほぼ毎朝聞いている。いろんな人の英語訛が聞けて、耳が鍛えられる!

4. Kindleは英単語帳との連携ができるので、読みながら分からない単語を選ぶとインデックスが出てきてとても便利。PDFドキュメントで同じ事が出来たらいいのにとしばしば思う。

5. 英語辞書はi英辞郎アプリが素早くて便利。英語入力で日本語訳、日本語入力で英語訳が自動的に出てくる。細かく調べる時のために本格的な辞書も1つ入れておくといいかもしれない。

その他にも自分は使っていないが、面白そうな英語学習アプリはたくさんある。少し前まで英語学習は、分厚い単語帳にぱっとしない表紙の教材など地味で取っつきにくいイメージだった。手軽で旬な情報を扱う媒体が手に入る今は、改めて英語を勉強したいという人にはいい環境かもしれない。ましてや、これは英語の勉強だけに限らないことなのだろう。世代にかかわらず多くの人が「学び」を始められる素晴らしい時代に僕達はいるのだ。

*写真は世界の美しい図書館たち。こんな所で勉強が出来たらもっとはかどったのに、、、なんて都合のいい事をついつい考えてしまう。